足裏の神秘(理論編)

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血流とリンパの流れを整えて

 

自己治癒能力を

最大まで高めるために

 

最も有効な

手法の1つである

 

「足裏の経穴ケア」について

ご紹介いたします。

 

なぜ、足裏やふくらはぎが

「第二の心臓」と呼ばれているのか

 

なぜ、

足裏を刺激することで

 

身体の問題が解決されるという

療法が確立したのか

 

わかりやすく

お伝えさせていただきます。

 

私たちの身体は

無数の細胞から構成されていて

 

細胞の1つ1つが

活動をすることで

 

身体を動かしているため

 

全ての細胞に

必要なエネルギー源を送ったり、

 

もしくは

細胞が活動の中で出した

老廃物や死骸などを

 

回収する必要があります。

 

そこで体には

「循環器系」と呼ばれる

 

血液とリンパのネットワークを

全身に張り巡らせ

 

身体の中での「流れ」を

作っています。

 

血液は

栄養素を細胞に送り、

 

老廃物を回収する役割を

担っていますが、

 

静脈だけでは回収できない

大きな老廃物は

 

リンパという組織によって

回収されています。

 

この血液とリンパの

ネットワークは

心臓が起点となっているため

 

細胞に栄養素を送るときには

心臓から始まり、

 

老廃物を回収するときにも

心臓まで戻しながら、

 

肝臓や腎臓で

解毒したり

濾過したりして

 

尿や汗を作り

身体の外に排出しています。

 

血液とリンパも

呼吸と同様に

 

正しく流れていれば

基本的に異常が起こることは

ありませんが、

 

流れが滞ると

流れが滞ったところから

 

様々な問題が起こります。

 

この循環器系の流れを

サポートする方法として

 

私が知る上で最もリスクが少なく

根本的な解決に結ぶのが

 

足の裏を刺激する

「経穴ケア」です。

 

その理由として

 

「循環器系」は

心臓を起点としているため

 

足が心臓から最も距離が遠い

箇所にあるということ、

 

かつ重力の影響を一番受けるのが

足の裏なので、

 

身体の中で

最も流れが滞りやすい部分

だということが挙げられます。

 

全身のネットワークの

起点となる心臓は

 

身体の中心である丹田ではなく

上半身の中心に位置していますが、

 

その理由は

 

頭の先まで血液を送るためには

重力に逆らって

流さないといけないので

 

より頭に近い上半身に

設計されたと言われています。

 

心臓から

足先に向かう流れは

 

距離は遠くても

重力の力を借りられるので、

 

滞りが起こりにくいのですが

 

逆に

足先から心臓に戻す経路は

 

距離が長い上に

重力に逆らう方向なので、

 

滞りやすくなります。

 

私たち人類とは

本来ならば

 

二足歩行で

土の上を歩く動物なので、

 

地面を歩くたびに

足の裏から刺激を受けて

 

その圧力が

「第二の心臓」となり、

 

血液やリンパを心臓にまで戻す

お手伝いをしていました。

 

しかし

 

それはあくまでも

整備されていない凸凹な道を

 

素足で歩くことが

前提となっているので、

 

現代のような

平らに整ったアスファルトを

 

靴下とゴム底の靴で

歩くという行為は

 

人体からすれば

「想定外」であり、

 

その結果

ほとんど全ての方の足裏には

 

老廃物が

溜まりに溜まっている状態

となっています。

 

次の講では

その問題を解決する方法を

 

実践編として

お話ししたいと思います。

 

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