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「自己規律」が
成功に直結している
成功には「自己規律」が
絶対不可欠だと述べてきましたが、
それは心理学の実験によっても
確かめられています。
かなり有名な実験なので
世には広く知られていますが、
スタンフォード大学の
ウォルター・ミシェル教授による
「マシュマロの実験」
4歳になる子供たち
約200人を対象に
1人ずつテーブルがある部屋に通して
お皿の上にはマシュマロ1つ
「私が出かけている間の15分は、
マシュマロを食べずに待っててね」
と伝えて、
管理者は一旦その部屋を出ますが
去り際に、
「私が帰ってくるまでに
食べずに我慢が出来ていたら、
マシュマロをもう1つあげるからね。」
と、ご褒美を提示して
そのときの子供たちの
行動を観察するという
1960年代後半から1970年代までに
実際に行われた興味深い実験です。
結局、2つ目のマシュマロを
ゲットした子供というのは
全体の3割程度だったのですが、
その子供たち全員の成長を
後の数十年間
追跡調査をした結果、
2つ目のマシュマロを
ゲットした子供たちというのは
相対的に人生が成功している
というデータが出されました。
例えば
高い収入の仕事に
就いていたり、
あるいは
家庭環境が円満だったり、
もしくは
薬物やアルコール依存の
確率が低かったり。
追跡調査は
1988年から2011年まで
行われたそうですが、
この傾向は
生涯ずっと先まで
継続していることが
明らかとなりました。
このように
何かの要素が成功に
直結して影響している
という特性は
それまでは
確認がとれてませんでした。
例えば
日本のセンター試験のように
テストの点数と
人生の成功というのは
何かしら相関があるのではないかと
昔から考えられていて、
アメリカでも相当
調べられたようですが、
実際にそこには
明確な相関関係は
存在しなかったようです。
これまでは
誰よりも高い点数で
誰よりも良い成績をとることが、
「成功のステータス」
だったのかもしれませんが、
実験の結果から見ても、
いわゆる
テストの成績ではなく
「自己規律」つまり、自制心が
人生の成功において
もっとも重要である
ということが読みとれます。
この「自己規律」というものは、
どれだけ「経験」するか
どれだけ「量」をこなしてきたかで
その基礎力レベルが
上がるので、
本編でその具体的なトレーニング方法を
説明いたします。
次のお話は、Day.8「解釈能力」です。