3章 Day.39「習慣と依存」

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このコンテンツの

メインテーマとも言って良い

 

「習慣と依存」についてを

お話しさせていただきます。

 

「日々の習慣は大事」だとか

「良い習慣を身につけなさい」とか

 

私が尊敬してやまない

Dr.日野原重明氏も

「あらゆる病は生活習慣から」と記していて、

 

様々な場面で口にされる

「習慣」の大切さですが、

 

皆さんもいたる所で

習慣について耳にするかと思います。

 

そう、まさに

「習慣がその人の人生を作る」

と言っても過言ではありません。

 

私たちは日常で

細かい選択をたくさん行なっていますが、

 

この選択というのは

意識的に変更を加えない限り

 

全ては「習慣」に従っていきます。

 

朝に起きたら何をするのか

歯を磨くときはどの順番で磨くのか

電車に乗るときは何両目なのか

 

これらは全部

「習慣」によって決まっています。

 

意識的に変更を加えない限りは

習慣に沿うので、

 

いわゆる成功者たちは

 

何かの突発的な出来事に対して

対応が上手いわけではなく、

 

あるいは「詰め込み学習」を

しているわけでもなく、

 

そもそもの「習慣」が

大衆とは違うイメージなのです。

 

一つ一つの習慣は

大きな差ではないのですが、

 

実はこれがすごく

洗練されているので、

 

特に意志力をすり減らすことなく

常に自然に

良い方向にデザインされている

 

といった感じです。

 

ではなぜ、私たちの行動が

習慣に根付いているのかというと、

 

それは

宇宙全体の法則として

 

「慣性の法則」というものが

あるからです。

 

私たち身体の構成である細胞体の

ミクロコスモス(小宇宙)においては

 

これを「ホメオスタシス」という

言葉で表現しています。

 

慣性の法則というのは、

 

「外力によって外から力を加えない限り

その物質物体というものは現在の運動を維持する」

というものです。

 

地球上においては

重力とか空気抵抗などが存在し、

 

ボールを投げたら

当然のようにボールは徐々に

速度を落として地面に落下します。

 

しかし、

 

重力の影響を無視できるような

宇宙空間においては

 

そのボールは

ずぅっと先まで飛び進んでいき

その運動を維持し続けます。

ニュートンの約束事」参照

 

慣性の法則というのは

宇宙全体の法則なので、

 

「原子」とか「分子」のような

ミクロな存在においても成立し、

 

それによって構成されている

私たちの身体や

生理学的な系においても

 

あるいは

湧き上がってくる感情などにも

慣性の法則は働いています。

毎日が発見ネット」参照

 

この慣性の法則については

初期エネルギーが最大である

という特徴があります。

 

モノを動かすときや

運動に変更を加えるときには

 

非常に大きな力が

はじめは必要になるのですが、

 

一度、慣性が働いてしまえば

あとは放ったらかしでも大丈夫。

 

飛行機の離陸イメージのごとく

上空に出るまでが

最大エネルギーを必要とし、

 

いったん空気抵抗の低い上空に

入ってしまえば、

 

あとは空気摩擦で速度が落ちないように

エネルギー噴射さえしておけば、

 

その運動は維持し続けますので

初めだけ大きなエネルギーが要ると

いう仕組みです。

 

私たちが

新しい習慣を確立したり、

または今までの依存を断ち切ったり、

 

あるいは

脳のネットワーク構造を作っていく際も、

 

初めはすごく大きな

エネルギーを要します。

 

それこそ

依存症を断ち切ろうと思ったら、

 

意志力で

内側の動物的な脳を

抑えつけなければいけませんので、

 

強い力でそれを継続的に抑えるためには

意志力がたくさん必要となります。

 

しかし、一度でも確立してしまえば

あとは何もしなくても

 

自然にそちらの方向に

向かっていきます。

 

これがまさに

私たちが理想的な習慣を作る際に

必要な概念になるわけです。

 

次のお話は、Day.40「負のスパイラル」です。

 

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