1章 Day.22「目的論と原因論 ②」

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では、

 

成功者の価値観である

「目的論」とは

 

どのように

考えるべきなのかというと、

 

いま抱えている問題というのは

過去が原因なのではなく、

 

先に「未来の目的」

というものがあって、

 

そもそも自分が

どうなりたいのか

どう在りたいのか

 

どういうふうに

変わりたいのか

 

という目標があるので、

 

そもそも原因論というのは

それに応じて辻褄を合わせるために

 

過去の原因を恣意的に

抜き出しているだけなのだ

 

とアドラーは考えています。

 

どういうことか

例をとって説明します。

 

あの人見知りの人は

過去に勉強ばかりしていた訳ではなくて、

 

もちろん友達と

趣味の話で盛り上がったことや、

 

実際は運動会で活躍して

話題になったことだって

 

あったのかもしれないですよね。

 

でも、

 

自分が人見知りだということを

親が勉強熱心だったから

という事実を過去から1つ

抜き出してきているのは、

 

そもそも

この人の深層心理の中に

 

「一人で在りたい」という

未来の目的を持っているからだ

ということなのです。

 

人前に出ると

すごく緊張するから、

 

できれば将来も

人と関わる事なく

 

そういう仕事に就きたい

そういうふうに在りたい

 

という「目的」があるから

 

過去の原因を

理由として抜き出してきているだけ

 

というわけです。

 

もし、あなたがいま現在

何か大きな

問題を抱えていて、

 

その原因が

過去にこうだったから

今の自分がこうなっている

 

と考えているならば、

それは全く本質的ではありません。

 

その価値観であれば

多分これからも変わらないと思います。

 

ちなみに

 

原因論はフロイト派

目的論はアドラー派

とか言われていますが、

 

これは

あくまで価値観なので、

 

別にどちらであっても

問題はないのです。

 

どちらを選択していても

いいのですが、

 

もし自分が「原因論」を

受け入れるのであれば、

 

あなたが原因論的な価値観を

持っているのであれば、

 

周りからも非難される事なければ

これからの将来も変わらない

 

ということになります。

 

今お金がないのなら、

将来もお金がないし

 

今モテないのであれば

将来先もモテないです。

 

一方で、

 

「目的論」の考え方で

目的論的な価値観を

 

あなたが

受け入れるのであれば、

 

過去とか今までの事は

全く関係がないので、

 

「どうなりたいのか」

「どう在りたいのか」

 

ということだけが重要となります。

 

非難や負担はかかるかもしれないけど

この先の人生は変えていける

 

将来も「賞賛される在り方」

になるわけです。

 

「時間がないからこれが出来ない」

「お金がないからこれが出来ない」

 

そういう言い訳が出そうな時や

弱音を言いたくなった時には

 

そもそも自分の目的とは一体

何なのだろうと内省する

 

すると、実は本心が

違うところにあったりします。

 

こういう時に

使用する価値観が「目的論」です。

 

これは

「7つの習慣」でいうところの

 

インサイド・アウト

の価値観と対応していきます。

 

「インサイド・アウト」とは

何かトラブルが起こった時に

 

その原因を

常に自分側に向ける価値観のことです。

 

もし100%相手が悪かったとしても

常に矢印を自分に向けて

 

自分に出来る何かが

あったのではないかと考える。

 

自分に矢印を向ける姿勢が

「インサイド・アウト」です。

 

成功者と呼ばれている方々は

例外なくこういった価値観を

持っています。

 

次のお話は、Day.23「制約理論」です。

 

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